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巣矢倫理子のブログです

感想・レビュー

左門くんはサモナーが終わってしまった

※ネタバレ注意 「左門くんはサモナー」が終わってしまった。 nlab.itmedia.co.jp 沼駿「左門くんはサモナー」は、ジャンプで連載されていたコメディ漫画だ。こういう記事を書くぐらいには、私はこの漫画に強い思い入れを持っていて、ジャンプの読者アンケー…

「ひるね姫」の面白さを言語化するメモ:社会と居場所の2017年

※ネタバレ満載です!!!!既に鑑賞した人向けなのでご了承ください!!!!! ひるね姫は「社会」と「居場所」の物語だった。 神山監督が作ったオリジナルアニメーションに「東のエデン」(2009)という作品がある。3月29日に発売されたムック本「神山健治W…

映画「サウダーヂ」感想

※ラスト含めネタバレ満載ですのでご注意ください。 小学生の頃、ルイス・サッカーの「穴」という小説が大好きだった。無実の罪でグリーン・レイク・キャンプという少年院に送られた主人公がえんえんと懲罰のために穴を掘り続ける話だ。死ぬほど好きだったは…

推しが死んだときに流すBGMをまとめた

完全に独断と偏見でしかないのだが、気に入っている曲のなかから「推しが死んだ」というシーンに合うものをピックアップしてまとめてみた。選曲は腐女子によるので、「推しカプの片割れが死んだ時」と言い換えたほうが適切かもしれない。なお、「衝撃からの…

私が許せなかった国と体、あるいはPerfumeという祝福について

※2015/11/23にnoteに投稿した記事の移行版。内容改変なし Perfumeワールドツアー3rdのドキュメンタリー「WE ARE PERFUME」を見た。Perfumeとは、何だろう?Perfumeの映画を見ながら、私は不思議と自分について考えていた。先にいっておくけど、私はこういう…

映画「ハーモニー」感想

※2015/11/13にnoteに投稿した記事の移行版 内容に変更なし ※この文章には、映画「ハーモニー」及び原作の多大なネタバレが含まれます。自己責任で読んでください。批判的な評価をしていますが、私個人の意見なのでそこを十分念頭に置いてから見てください総…

映画「屍者の帝国」感想

※2015/10/03にnoteに投稿した記事の移行版 改変なし ※この記事は映画および原作「屍者の帝国」ネタバレと、それに対する批判が多大に含まれますので、自己責任でご覧ください。 「屍者の帝国」を鑑賞してきた。「鬱病患者のオナニーを局部が映らないアングル…

プリパラ劇中歌レビュー 攻撃、意志、多様性

※2015/09/06にnoteに投稿した記事の移行版 内容改変なし TVアニメ「プリパラ」は、すべての少女をアイドルに変えるサイバー空間「プリパラ」を舞台にしたアニメーションである。あらすじから漂う気配の通り女子小学生がメインターゲットなのだが、ところがど…

宇宙王権論で読む「プリパラ」

※2015/08/18にnoteに投稿した記事の移行版 内容変更なし アイドルとは一種の権力である。人々の興奮を意図的に集める求心として、アイドルは確かに王だ。宇宙王権論とは、シェイクスピア作品や山口昌男が観測したアフリカの王政を例に持つ、「循環する王政シ…

「野火」を見てください

※2015/08/11にnoteに投稿した記事の移行版 内容は変更なし タイトル通りである。見てください。見なければいけません。 「野火」は、紛れもない反戦映画だった。一言も戦争はいけないなんて言葉は出てこないのに、あの映画を投げつけられて浴びてしまった私…

底抜けに明るい地獄「血界戦線」

※2015/07/15にnoteに投稿した記事の移行版 内容改変なし 血界戦線のどこが良いかと聞かれたら、それはやっぱり人間である。私は人間が好きなんだと思う。血界戦線ではちゃんと人間が人間で、社会が社会だから、より生々しい「倫理」が味わい深いのだ。血界戦…

物語世界構造/舞城王太郎「JORGE JORSTAR」の証明

※2015/06/12にnoteに投稿した記事の移行版 内容改変なし 物語は世界である。わたしたちの生きている世界と同じように、人が生き、暮らし、空が変わり、雨も降るし気温も上がったりする、そういう世界である。もちろんそうでない世界もあるが、それだって多元…

「ジョジョ」1部から7部までレビュー

※2015/06/03にnoteに投稿した記事の移行版 内容改変なし (ネタバレ有り、既読の方向け)第一部 ファントムブラッド第一部だけ読んで、これは最高の漫画だという人は少ないと思う。私自身も、一部のことは好きだが、物語としてぽんと一つだけ読んで面白いか…

舞台「弱虫ペダル」の中世

※2015/03/30にnoteで投稿した記事の移行版、内容改変はありません。 先日、ついに見に行ってしまった。舞台「弱虫ペダル」である。(ライブビューイングですが)キャラクターの再現度、熱量、演出、どれをとってもドキドキしてしまう、ものすごい舞台だった…