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SEPPUKU Web

巣矢倫理子のブログです

にわか日本語ラップファンが気に入ったラップのPVをまとめてみる

今年の2月に「フリースタイルダンジョン」を見はじめてから早半年、日本語ラップばかり聴いている。

もちろんにわかもにわか、にわか界のスーパーエースぐらいのにわかなので、ちゃんとしたファンの人からすれば着眼点も言及している範囲も笑っちゃうようなレベルだと思うのだが、初心者なりに「面白い」と感じるラッパーはたくさんいるし、まだ見ぬ素敵な曲を求めて毎日youtubeを漁る日々だ。

そこで、自分用のメモも兼ねて、「いいな」と思ったラップのPVをここにまとめてみた。

ヘッズの方は「初心者はこれを面白がるのか」という視点で、同じラップ初心者の方は情報や感想の共有として、適当に読んでもらえるとありがたい。

 

◯AKLOとSALUと定規

AKLO"RGTO"feat.SALU,鋼田テフロン&Kダブシャイン

AKLO/McLaren


どちらもフリースタイルダンジョンのライブで出てきた大変著名な曲だが、PVの突っ込みどころの多さがなんともいえず中毒性がある。

RGTOは不良高校にやってきたAKLOが悪の天才として不良の王に君臨するSALUと対峙するちょっと昔の少年漫画のようなPV、McLarenは「ジョジョの奇妙な冒険」第3部で花京院とダービーがゲームバトルするシーンのパロディめいたPVだ。

この2本に共通しているのは「大事なところで定規が出てくる」という点である。なんで定規なんだ。何か私の知らない重要な元ネタがあるのだろうか。定規に何か因縁があるのか???

そして2本とも敵役にSALU、味方役にKLOOZが登場しており、特にSALUの悪役はめちゃくちゃハマっている。McLarenで歯噛みするSALUの表情の漫画っぽさが本当に面白い。

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「F-MEGA」ならぬ「F-GIGA」…

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ゲームバトル中に感電してしまい、操作不能になるAKLO。ピンチだ!

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それを見て全力で「ざまあ!!!!!!」という顔をするSALU。客演してないのに。

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勝負に負けてものすごい顔でくやしがるSALU。表情筋がすごい。

AKLO「We Go On」も、「ベッド・イン」の二人が出演していたり、SALUの乗った車椅子を坂道で手放してものすごい顔をするAKLO、隕石に襲われるAKLOの愛車などを見ることができ、いろいろと味わい深いPVである。

また、逆にSALUのPVにもAKLOがよく出てくる。 

SF設定の不思議なPV。

◯スタジオ石作品

stillichimiyaがとにかく素晴らしい。私の琴線に全力タックル。

スタジオ石はstillichimiyaのMr.麿とMMMを中心とした映像制作ユニットで、stillichimiya以外のPVもよく制作しているのだが、どれもずば抜けてセンスがいい……。公式サイト(なぜか全部ローマ字表記されているのでめちゃくちゃ読みづらい)の名画をパロディにしたイラストレーションもとても雰囲気が好きで、繰り返し眺めている。

ちなみに先ほど紹介したAKLO「RGTO」のPVにもMr.麿らが関わっている様子。

田我流 feat.stillichimiya「やべ〜勢いですげー盛り上がる」

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作業着・仕事着姿のstillichimiyaがトラックやショベルカーに乗ったり特撮っぽいアングルで登場したりしつつ騒ぎ散らす最高の映像。「ノリ以外何にもねえ俺のバース」とか「俺らバーンバーン!俺らドゥームドゥーム!」とかリリックもテンションぶち上がり。1日5回は再生してしまう。。。

ラップ……ではないと思うのだが、stillichimiyaのMr.麿を中心としたユニット「EXPO」のPVも大好きだ。妙に伸びやかな声で歌い踊る麿が、電影少女のようにビデオから現れる……。なんだこれは……

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ラップは出てこないけどサランラップは出てくる。顔を襲われる麿。

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おっさんしか写っていないはずなのにperfumeっぽく見えてくる。いいなあ……好きだなあ……。

ぶどう畑に突如現れるドラァグクイーンという鮮烈な画面と、終始下ネタをにおわせ続ける謎の歌詞が屈強すぎるPV。雨に打たれる麿が見られるぞ。

Hell Trainも大大大好き。「死んだらどうなる 列車が待ってる」から始まる明るい地獄ソングである。山梨の風景は確かに三途の川っぽい。

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MMMが好きです。

笑点やドリフのネタをパンパンに詰め込んだ豊満なPV。「ドッドッドリルで穴あけろ」(「ドッドッドリフの大爆笑」のリズム感で)

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ズコーッ!!(麿の座布団は1枚)

Big Ben「いったりきたりブルース」は、どうしようもない生活臭とBigBenの不思議とじっと見てしまう動きが、なんというか、たまらない。

動きが好きシリーズで、Young-GとBig Benによるユニット・おみゆきCHANNELの「莫逆の家族 feat.stillichimiya」もよい。しかしこの曲が使われた田我流が主演した映画「サウダーヂ」をまだ見ていないのであまり詳しい感想は書けない……(夏の間に見ます)

極めてどうでもいいのだが、Big Benの「マイペースかましすぎて後がねえ」というバースの時のTシャツに手をくぐらせる動き、私もよくやってしまう。

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これです。

こっちは赤スカーフをたなびかせたヒーローものPVなのだが、手作り感あふれる怪人が味わい深い。

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田我流。。。

スタジオ石がとにかく好きなのでスタジオ石の話ばかりしてしまうのだが、PV以外も最高の謎映像がたくさんあるのでぜひ見て欲しい。

元軍人という設定の田我流が謎のブロークンイングリッシュを喋りながら(翻訳字幕つき)いろいろなことに挑戦する動画シリーズ。第1回はキーマカレー作り。第7回に至っては田我流の父母がやはりブロークンイングリッシュで(声だけだけど)入ってきたり鎮座DOPENESSが入ってきたりいろいろやりたい放題している……。 

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ピザ生地を言葉攻めするラッパーたち。ちなみに英語がわからなくなると日本語が入ってくるので、「下のやつ」「みじん・ファッキン・カット」など謎の単語が多数出現する。

イノシシに畑を荒らされた怒りで失踪してしまった向山(MMM)を探しに、田我流らが「一宮特殊捜査隊」を結成して山狩を行うモキュメンタリー。途中で突然おじさんの川遊びシーンが挿入されるのもポイント。

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 終始こういうノリだし、撮影地は徹頭徹尾山梨県である。

まだ貼るのかよというぐらいスタジオ石作品を貼りまくってしまって恐縮だが、バブルソ「フロウ者」のPVを最後にご紹介。めちゃくちゃカッコイイしカメラアングルがいちいちおしゃれ!!好きな人は死ぬほど好きなテイストである。

◯十影

サムネイルの時点で説明不要っぽい。絶対芦田愛菜じゃないんだよなあ。。。。

なんかもう、このPVについてわざわざ私が言葉で説明する意味があるのかちょっとわからない。見ればわかるので見てくださいとしか言えない。

◯教育テレビ

おかあさんといっしょ」的な音楽とともにセクシーダンサーとSHINGO☆西成が「おかあさんといっしょ」的なダンスを繰り広げる。一応言っておくが教育テレビとは何の関係もない。思っていたより長い。

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最後に無音状態でスタジオを掃除するSHINGO☆西成の映像が流れる。いい。

 

◯KOPERU周り

KOPERUの大ファンなのでKOPERUのPVについては書かねばならない。さきほどの「されどBITCH」に同じく赤スカーフヒーローものだが、こちらは昭和の香りとやるせなさが8割増し。

KOPERUとユニット活動をしているビートメイカー・ビートボクサー・映像作家のISSEI(肩書きの量がすごい)によるPVである。昭和っぽいサイズの画面と昭和っぽい色味で、怪人に接待カラオケをするかわいそうなヒーローの日常が流れる。

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サビの映像がこれ。暗い。さすが人間が嫌いなラッパーのPVだ。

バトル中によく目が笑っていない笑顔をうかべているKOPERUだが、こちらのPVだと終始真顔で謎のダンスを続けている。撮影場所を通る人たちが真顔で踊るKOPERUをチラ見していくのがいい感じ。

KEN THE 390・KLOOZ・YURIKA・KOPERUで結成された「DREAM BOYS」による楽曲「Crazy」のPVは、シャイニングのオマージュ(多分)。ゾンビメイクをした4人が美少女を追い詰めていく。KLOOZには斧が似合うということがよく分かる映像である。 

 

 以上、偏りだらけで気に入った日本語ラップの映像作品を並べてみた。

もっと紹介すべき作品が他にあったと言われたらもちろんそうなのだが、私の無知と「良いものを並べる」ことの限りのなさに免じて勘弁してほしいと思う。

今後も多少なりともラップを理解できるように、細々Digって行きたい。また、これが好きならこのPVも好きなんじゃない?というご指摘などがあれば、いつでも教えていただきたいと思う。